外国人介護実習生の面接方法
1. 面接・選考について
1. 面接方法
基本的に現地での面接をお願いしております。
2. 現地で面接する場合のスケジュール
介護実習生の受入れ人数にもよりますが、概ね 1泊4日または2泊5日必要となります。(行き帰りの航空便を夜行便利用の場合)
※現地に出向けない場合はスカイプで面接をする事も可能です。
3. 選考方法、選考条件
選考方法は、筆記試験、面接があります。その他、必要な情報がございましたら、ご相談ください。
筆記試験:最低限の教育を受けているか
算数テスト:少数点2桁までの計算
クレペリンテスト:隣同士の数字を足していく、時間内にどれだけ正確にできるか
性格診断検査
IQテスト
面接
応募者の一覧(上記必須試験結果含む)及び履歴書を当日までにご提示いたします。
採用人数、応募者の人数によりますが、集団面接や個別面接を実施していただきます。
事業説明等を実施していただきます。
2. 受入れについて
受入れ態勢
介護実習生の受入れに際しては、事業者様及び実際に受入れる現場の方々と受入れ態勢を整備して頂くようお願い致します。TTSにて、サポートさせて頂きます。
受入れ事業者において選任が必須なスタッフは以下の通りとなります。選任が必須なスタッフに関しては異動した場合、異動届をTTS経由で外国人技能実習機構へ提出する必要があります。
技能実習責任者(必須)
技能実習制度が円滑に且つ適正に実施出来るよう管理監督を担う。資格要件は、管理職以上で、技能実習計画認定申請時に最低1名選任。
技能実習責任者は3年ごとに主務大臣が告示した養成講習機関で養成講習を受講する必要があります。
現場または本社で選任。(施設であれば施設長、本社であれば人事部長等)
TTSだけでなく、関係官庁との連携も必要であることから、本制度のみならず、労働関係法令全般に対する知識が必要となります。
生活指導員(必須)
生活指導員は、現場(施設等)において、実技を除く、介護実習生に係る全般(日常生活指導、賃金、労働時間その他)の管理を担う。技能実習計画認定申請時に1名選任。
生活指導員は、技能実習責任者あるいは技能実習指導員と兼任ができません。
技能実習指導員(必須)
技能実習指導員の資格要件は、介護実習生が修得する技能等について、5年以上の経験を有する者と定められています。技能実習計画認定申請時に最低1名選任が必要です。
コンプライアンス遵守の観点から、介護実習生に関する基本的な知識(技能実習制度や介護実習生特有の取扱い等)を有していることが望ましいです。
実習実施場所(施設等)を分けて技能実習を実施する場合は、実習実施場所ごとに技能実習指導員が必要となります(複数の現場に配属する場合は、現場毎の選任要)。
また介護職種の場合、技能実習指導員は少なくとも介護実習生5名につき1名の選任が必須になります。
介護実習生が勤務している夜勤を含む全ての時間帯は、技能を指導出来る社員が勤務している必要があることから、本来は、それぞれの時間帯で技能実習指導員を選任し
ておくことが必要となります(技能実習指導員の上限人数に制限無し)。
技能実習指導員と技能実習責任者は兼任することができます。
3. 受入れ準備
介護実習生の受入れに際し、予め手配が必要となるものは以下の通りとなります。
寮・社宅(借り上げ寮・社宅の場合)
a. 部屋の広さ
・原則「1室につき2名以下」且つ「1人あたりの寝室床面積は4.5㎡以上(床の間・押入を除く)」
・LDKなどの共有部分は、生活導線から区切られる場合に限り、寝室として利用可
間取り | 部屋の面積 | 入居人数 |
2DK | 6 帖×2室 DK×1室(20㎡) | 4人可能 |
3DK | 6 帖×3室 DK×1室(27㎡) | 6人可能 |
b. 避難(消火)措置について
2階以上の寝室に寄宿する建物には、容易に屋外に安全な場所に通ずる階段を2箇所以上(収容人数15人未満は1箇所)設ける措置が必要となります。
適当かつ十分な消火設備を設置していることが必要となります。
寮費および光熱費について
一般的に、寮費の控除は20,000円以下となります。(実費を超えた寮費の控除は不可)
光熱費も、実費を超えた控除はできません。光熱費を実費とする場合は、TTSが巡回・監査でうかがった際に、実費になっているか請求書等を確認させて頂きます。
共同生活の為、電力会社等からの請求先を事業者とし、請求額を当該寮ないし社宅に住んでいる実習生人数で除し、控除します。
c. 寮・社宅の手配
契約名義は受入事業者様になります。
ルームシェア、外国人入居の可否を事前にご連絡下さい。
徒歩または自転車通勤が可能な場所が望ましいです。
同時期の実習生は、同一物件への居住が望ましいです。
実習生への防犯上の配慮や指導が必要。夜間勤務がある場合、夜間通勤(行き帰り)への配慮もお願いします。
d. ルール、規則
実習生の入寮にあたり、近隣トラブル等を未然に防ぐ為、自治体のごみ捨てルールをはじめとした生活習慣に関わることは、予めルール・規則を定めておいて下さい。必要がありましたら、実習生への母国語への翻訳を承ります。
e. 寮・社宅関連
寝具、自炊のための備品等生活に必要なものをご用意下さい。
備品リスト(例)
TV、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、電子レンジ、炊飯器、ガスレンジ、照明、ベッドおよび布団一式、テーブル・椅子、カーテン、炊事用具(フライパン、鍋、包丁、まな板等)、食器(皿、フォーク等)、掃除道具(箒、雑巾等)、日用品、消耗品(ティッシュ、洗剤等)
消耗品については、受入れ時のみ受入れ事業者様にご負担頂き、追加分は実習生負担。